Twitterマンガ「放課後ユウちゅー部!」にみる、『新しいマンガのつくり方』

kocha

Studio Carotディレクター。漫画「放課後ユウちゅー部!」原作担当。

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こんにちは。東京では満開だった桜も散り、葉が交ざってきました。

さて、春といえば入学式。和(のどか)三つ葉(みつは)も、この春から中学生になるようです。

マンガ家・根田啓史先生( @dorori_k )のTwitterで先週3月31日(水)にスタートした「放課後ユウちゅー部!」。企画・原案でStudio Carotが関わっています。

今回、この「放課後ユウちゅー部!」では、マンガのあたらしいつくり方に挑戦しています。

原作と作画の分業を、もっと自由に。

three person sitting in-front of table with laptop computers
Photo by Kaleidico on Unsplash

「DEATH NOTE」「バクマン。」、あるいは「北斗の拳」「孤独のグルメ」など、原作と作画が異なる名作マンガは数多くあります。

しかし、インターネット発のマンガや、比較的小規模な出版社ではそういったマンガのつくられ方が少ないように思われます(たとえば、「ワンパンマン」はそれに近い作られ方かもしれませんが、特殊です)。

様々な理由が考えられますが、私はこの「原作と作画の分業」がもっと気軽に行われればいいのに、と思っています。

絵は描けないけど、ストーリーテリングに情熱のあるシュージン(バクマン。)のような人と、絵は上手だけど話を考えることに限界のあるサイコー(バクマン。)のような人は、(少なくとも作画も物語作りもどちらもできちゃう人よりは)たくさんいるはずです。

そこで、「原作と作画の分業」がもっと気軽にできるような創作活動を、Studio Carotでは模索しています。

「放課後ユウちゅー部!」第1話より

今回の「放課後ユウちゅー部!」でも、原作と作画を分業しました。作画担当の根田先生と私達Studio Carotのチームで、Zoom越しに何度も打ち合わせをし、私の書いた脚本と根田先生のイメージを擦り合わせたのです。

少年マンガにルーツを持つという根田先生と、ギャグやコメディを愛する私とで、幾度となく意見を交わしました。

創作とビジネスの分業を、もっと自由に。

woman in gray hoodie wearing white face mask
Photo by engin akyurt on Unsplash

ファンとクリエイター、そしてメーカーの3者の間には大きく根深い分断があります。

ファンは作者や出版社とコミュニケーションを取ったり意見を伝えたりしづらく、また直接の収益はもっぱら出版物(雑誌・単行本など)からのもの。グッズやイベントの収益は企画するメーカーに入り、数%のロイヤリティしか支払われません。

個人で活動するクリエイターはもっと不自由です。ノウハウや割けるリソースなどがなく、同人イベントや委託販売がもっぱら。BOOTHやpixivFANBOXといったサービスも出てきてはいますが、コンテンツ供給に割けるコストや企画など、自由な活動は制限されていくばかり。ファンは「もっと作者にお金が支払われる仕組み」を求めていますが、仕組みが不透明だったり、手数料などが高かったり、支援してもどう使われたか?が分からなかったり。

それを解決するのが「直接販売」「コミュニティ」だと考えています。

Studio Carotのえがく未来

assorted-color paints and paintbrushes on white tarp
Photo by Taelynn Christopher on Unsplash

Studio Carotの理想とする創作スタイルが、ご理解いただけましたでしょうか。

キーワードは

  • いっしょに創る、いっしょに楽しむ。……ファンクラブやオンラインサロンのように、趣味や目標が同じ人々が好きな作者・作品に集まる」
  • 分散型直接販売……一つ(あるいは少数の)出版社などが集権的に大きな力を持つのではなく、クリエイター単位にファンが集まり、効率的に販売する」

です。

これからもCarotをよろしくお願いします。

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